氷室神社御例祭御渡り奉仕の募集について

　時下ますますご清栄の御事と存じ上げます。

　さて、令和２年の御例祭より、長期間中止になっていた御渡りの復興が興福寺様をはじめ氏子崇敬者の皆様のご尽力により相叶いました。この復興を機に、御例祭の神事として継続していきたいと存じます。明治以前の御渡りの御旅所は、旧一乗院宮邸（現、奈良地方裁判所の敷地）の玄関にご鳳輦を安置し、興福寺の別当一乗院宮が参列なされ御旅所祭が斎行されていました。明治以降は興福寺南大門跡に御旅所を設けました。その後氏子の要望によって氏子区域３２ヵ町を巡幸されることになり、近年まで継続していましたが、交通事情煩雑の為昭和３９年に中止となり、令和2年に５８年ぶりの復興となりました。

　当社御例祭は永久５年（西暦１１１７年）に悪疫鎮止の為に始まったとされ、世界の平和と地域の安心安全国難氷解を祈念しつつ御渡りを斎行する意義が深いと考えております。つきましては下記の通り斎行を予定いたしておりますので、ご多忙の折誠に恐縮ではございますが、氏子・崇敬者の皆様の御渡りへのご奉仕をお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

１.日時　　　　令和６年１０月１日（火）10時～16時頃（予定）　

　　　　　　　※雨天の場合は渡御を行わず当社で雨儀を行います。

２.場所　　　　氷室神社　当日１０時に当社駐車場に集合

　　　　　　　※集合時間は変更になる場合があります。

３.御渡順路　　氷室神社～興福寺南大門跡（御旅所）～氷室神社　全行程約２㎞

４.人数　　　　先着６０名（予定）　　男女不問　鳳輦担ぎ手２４名　随行３８名

　　　　　　　※鳳輦担ぎ手に関しては重量物を扱うので体力がある方が好ましい。　

　　　　　　　※募集定員になった時点で締め切ります。

５.服装　　　　平服　装束貸与　肌着、履物、靴下は白基調のもので歩きやすいものをご用意ください。

６.遵守事項　　①当日は担当の指導員の指示に従って下さい。

　　　　　　　②途中で体調が悪くなった場合はすぐに近くの係員にお伝えください。